山岸秀匡

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山岸秀匡の本をレビュー。全盛期からステロイド使用、引退までを語る【トレーニー必見】

2021年12月20日、ボディビル界のレジェンド山岸秀匡さんの発著書「ボディビル世界チャンピオンが伝授する 筋トレは人生を変える哲学だ」が発売されました。

僕の趣味は筋トレですが、週3回程度ホームジムで鍛えている程度で、ボディビルの大会に出るなんて考えたこともありません。

 

「自分と同じ趣味で、世界の頂点で戦った日本人」の考え方に興味があったので手に取ってみました。

 

「名言集のような感じかな」「筋トレのモチベーションが上がればいいな」くらいの軽い気持ちで読み始めたのですが…

 

想像以上に本として面白く、一気に読み終えてしまいました。

 

これはぜひブログでも紹介したいと感じたので、本記事でレビューします。

 

山岸秀匡の全盛期~引退までについて

本書のメインコンテンツとして、山岸秀匡の半生が語られています。

 

山岸秀匡がどんな幼少期を過ごし、なぜボディビルを志し、世界トップレベルの選手へと成長していったか。

 

山岸秀匡自身の語りを通して追体験できます。

 

彼がなぜ、骨格的に日本人が圧倒的に不利なボディビルという競技の第一線で活躍できたのか。その強靭なメンタルの根幹にある、ノーリミットの人生哲学を学ぶことができます。

 

とにかく「濃い」内容です。

 

山岸秀匡が引退を決めた理由について

日本人トップのボディビルダーとして、世界で戦った山岸秀匡さん。

 

彼が何を思い引退を決めたのかも、この本で語られています。

 

自身が「神が用意してくれた最後の花道」と語った最後のオリンピアに、どういう思いで挑んだのか。

 

セカンドキャリアは夢の続き。山岸さんの根幹は何も変わっていないのだと伝わる内容になっています。。

 

山岸秀匡のステロイド使用について

山岸秀匡さんは、過去にステロイド(筋肉増強剤)を使用していたことを本の中で告白しています。

 

ステロイドには重い副作用などのリスクがありますが、海外でボディビルのトッププロとして戦っていくには、ステロイドの使用がほぼ必須です。

 

つまりボディビルのトッププロは、リスクを飲み込んででも人間の限界を超えたいという、凡人から見ればクレイジーな考えを持った人たちなんですね。

 

山岸さんがどんな覚悟で、どんな思いでステロイドを使用する決断をしたのか?

 

興味深い内容になっています。

 

山岸秀匡のおすすめサプリについて

本書では山岸さんが使用してるサプリについても言及されていました。

 

山岸さんの考えでは、サプリはあくまでも食事の補助という位置づけ。使っているサプリにそれほど特別なものはなく、トレーニーなら誰もが聞いたことのあるものがほとんどでした。

 

しかし紹介されているサプリの中で、「睡眠サプリ」についてはあまり聞いたことがなかったので、共有したいと思います。

 

紹介されていたのは「ソマトマックス」「フェードアウト」の2種類。どちらも睡眠の質を高めるサプリです。

 

山岸さん曰く、筋肉を肥大させるのに重要な「筋トレ・食事・睡眠」のうち、睡眠を軽視する人が多すぎる、そこに目を向けないといけないとのこと。

 

サプリ以外には、枕や布団も紹介されていました。それぐらい睡眠を重要視しているということですね。

 

現代日本人は、仕事や育児に追われて睡眠時間の確保がおろそかになりがち。

 

筋肉のためにも、健康のためにも、睡眠について改めて考えさせられましたね。

 

山岸秀匡の食事について

本書では、山岸秀匡の食事論についても詳しく語られています。

 

「食べなければ、身体は作られない」という基本のもと、

・炭水化物との付き合い方
・消化吸収の重要性
・水分の取り方

などなど、トレーニーなら気になる内容が語られています。

 

ここだけの話、山岸秀匡の糖質接種の切り札的存在についても語られていますよ。

 

僕も真似し始めました。

山岸秀匡のトレーニング論について

本書では、山岸秀匡のトレーニング論についても詳しく語られています。

 

基本的には、身体作りの根幹となるフリーウェイトが重要であるという考え方を示しつつも、自分の体質やライフステージに合ったトレーニングとの付き合い方を見つける事が重要だと説いています。

 

正しいフォームで重量と回数を追い求め、自身の肉体をもとに「仮説→実験→検証」を繰り返すことの重要性が語られています。

 

ですので、「劇的にトレーニングが変わる!」みたいな裏ワザを期待している人には、期待外れかもしれませんね。

 

王道こそが最短の道、この試行錯誤を楽しむのが重要なのだと感じます…

 

まとめ

他者の人生を追体験することで、自分の人生の視野が広がる。読書の醍醐味ですね。

 

軽い気持ちで読み始めましたが、思いのほか学び多き1冊となりました。

 

ボディビルに多少なり興味のある人なら、一気に読み終えてしまうほどの面白さは保証しますよ。

 

ぜひ一度手に取ってみてはいかがでしょうか?

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