危険物乙４が難しくなった、乙４は難しすぎという意見に【全力で反対】します

危険物乙４は、ビルメンやガソリンスタンド、科学系メーカーへの転職に使える便利な資格です。

ハッキリ言って難易度が低く、コスパの良い資格だというのが一般論です。

初めての資格取得に選ぶ人も多いですしね。

しかしここ数年、危険物取扱者乙種４類に対して、「難しくなった」「乙４は難しすぎ」といった意見を聞く機会が多くなりました。

しかし断言しますが、乙４は難しくなんてなっていないし、誰でも取れる簡単な資格です。

不安がることはありません。

なぜ乙４は「難しくなった」「難しすぎ」という意見が出るのか？なぜそれに反対するのか？

特に、乙４を受けるのが不安になってしまった人へ、その不安をぶっ壊します。ぜひ読んでみてください。

危険物乙４は難しくなった？【合格率推移】

まず、危険物乙４の直近の合格率推移を見てみましょう。

単純に考えて、合格率が年々下がっていれば難易度が上がっていると言えます。

合格率の推移がこちら。

どうでしょうか。合格率の推移をみると、むしろ合格率は上がっています。

合格率の推移だけで判断すると、難しくなっている、とは言えないようですね。

危険物乙４は難しすぎ？

危険物取扱者乙種４類の合格率は35%前後です。

この数値は国家資格の中でも、真ん中よりやや上程度の数字です。

あなた

じゃあ簡単ではないってこと？

いえいえ、そんなことはありません。

実は、合格率を下げている要因があります。

１つずつ解説します。

合格率を下げる要因【受験者の内訳】

危険物取扱者乙種４類には受験資格はなく、誰でも受験が可能です。

極端な話、受験料さえ払えば小学生だって受けることができます。

また、受験料も４６００円と比較的安く、受験のハードルが低いです。

この事実が何を表すかというと、真面目に勉強せずに受験する人が多いということ。

乙４の受験者数は、年間60000人と非常に多いです。

この60000人の中には学校のカリキュラムや会社命令で嫌々受験している人も含まれています。

危険物取扱者乙4種は簡単ですが、勉強せずに受かる資格ではありません。これが合格率を引き下げている、難しいと言われる要因の１つです。

合格率を下げる要因【試験内容と合格ライン】

さらに悪いことに、危険物乙４の試験内容は5択の選択問題が35問、合格ラインは6割です。

35問中21問正解すれば合格ということになります。

全て選択問題かつ合格ラインが低いので「運任せでも合格できるんじゃね？」という考えになってしまう人が多いのです・・・

特に「勉強の仕方がわからない」人に多いです。

繰り返しになりますが、危険物乙４は簡単ですが、勉強せずに受かる資格ではありません。

これも合格率を引き下げている、難しいと言われる要因の１つですね。

合格率を下げる要因【申し込みだけする人】

危険物乙４の公式ページに掲載されているデータによると、１０人に１人は申し込みだけして受験に来ないとのこと。

業務命令で嫌々受験する人が多いから、受験のハードルが低いからなどの理由で、申し込みだけする人が非常に多いんですね。

申し込みはしたけど勉強の時間が取れなった、やる気が出ず勉強しなかった人も多いと思います。

ここまで挙げてきた３つの理由から、合格率は実態より大きく下がっていると言えます。

それでも合格率が35％程度あるのは、危険物乙４が簡単な証拠と言えますね。

危険物乙４が「難しすぎ！」と感じたら【まとめ】

ここまで散々「危険物乙４は簡単」と述べてきましたが、実際に勉強を始めると「危険物乙４難しすぎ！」と感じる人は多いです。

特に乙４の場合、初めて資格の勉強をする方が多いので、難しすぎと感じてしまうパターンがほとんど。

資格を取るための勉強法が身についてないというのが理由として大きいですね。

しかし、これはどんな資格でも同じこと。

ゼロから勉強を開始すると最初はわからないことだらけでかなりのストレスがかかるものです。

でもこれは最初だけです。最初が１番しんどいところですが、ここで踏ん張れるかが合格と不合格を分けます。

問題集を１周２周と進めるうちに解ける問題が増えていき、だんだん楽しくなってくるので、信じて頑張ってみてください。

危険物取扱者乙種４類は、簡単に取得出来て転職に使えるコスパのいい資格です。不安になる必要はありません。

「乙４は難しくなっている」「乙４は難しすぎ」という意見を、勉強から逃げる理由にするのはやめましょう。

危険物乙４種に確実に合格できる勉強方法は、危険物乙４は難しい？知らないと損する勉強法で解説しているので、参考にしてみてくださいね。