そんな悩みを解決します。
会社から「業務に必要だから受けてこい」と言われるパターンが多いですね。
本記事では酸素欠乏・硫化水素危険作業主任者について、合格率や講習内容、落ちた場合の対応について解説していきます。
こんな方におすすめ
- 酸素欠乏・硫化水素危険作業主任者の講習を受けに行く人
- 酸素欠乏・硫化水素危険作業主任者に落ちてしまった人
- 酸素欠乏・硫化水素危険作業主任者を受けるか迷っている人
酸素欠乏・硫化水素危険作業主任者とは【定義】
酸素欠乏・硫化水素危険作業主任者とは、酸素濃度の低い場所や硫化水素の滞留している場所での作業責任者の資格です。
酸素欠乏・硫化水素危険作業主任者の仕事は次のように定義されています。
仕事内容
・作業に従事する労働者が酸素欠乏の空気および硫化水素を吸入しないように、作業の方法を決定し労働者を指揮すること
・作業を行う場所の空気中の酸素及び硫化水素の濃度を測定すること
・測定器具・換気装置その他労働者が酸素欠乏症および硫化水素中毒にかかることを防止するための器具または設備を点検すること。
・空気呼吸器の使用状況を確認すること
作業者の命にかかわる重要な資格です。取得自体は簡単ですが、気を引き締めて講習を受けましょう。
酸素欠乏・硫化水素危険作業主任者技能講習の内容
酸素欠乏・硫化水素危険作業主任者の講習内容は、次のようになっています。
・学科講習 11時間30分
・技能講習:濃度測定 2時間
・技能講習:救急蘇生 2時間
・修了試験 学科:技能 各1時間
これらの内容を2~3日でこなします(地域によって差あり)。
それぞれについて解説していきます。
学科講習
酸素欠乏症や硫化水素中毒の救急蘇生に関する知識、関係法令、酸素欠乏空気の発生原因などについて講義を聴くことになります。
講義の中で試験に出るポイントを教えてくれるので、聞き逃さないようにしましょう。
技能講習:濃度測定
酸素濃度と硫化水素の濃度について、測定器の使い方を実際の器具を使って学びます。
電源の入れ方から測定方法、修了試験の内容まで丁寧に教えてくれます。
教わったやり方をそのままなぞれば合格です。
技能講習:救急蘇生
意識不明・心肺停止の人を発見した時の対応法を学びます。
胸骨圧迫(心臓マッサージ)やAEDの使い方を実戦形式で学びます。
自動車の教習所でやったことがある人も多いのではないでしょうか?
「大丈夫ですかー!」「誰かいませんかー!」と大きな声を出す必要があります。
恥ずかしがらずに頑張りましょう。
酸素欠乏・硫化水素危険作業主任者の合格率
酸素欠乏・硫化水素危険作業主任者の合格率は、95%以上です。
一般的に、国家資格の中でも難易度が真ん中あたりですと20%台~30%台なので、合格率は極めて高いと言えます。
酸素欠乏・硫化水素危険作業主任者技能講習は、より多くの人に資格を取得してもらうための講習です。落とすための試験ではありません。
講義中に寝る、講師と喧嘩するなど、よっぽどのことが無い限りは落ちません。
真面目に講習を受ければ確実に合格できるでしょう。
酸素欠乏・硫化水素危険作業主任者に落ちたら
酸素欠乏・硫化水素危険作業主任者に落ちた場合には補講があります。
数日後に筆記試験をやり直し、そこで合格点を撮れば資格取得となります。追加料金はかからない場合がほとんどです。これなら落ちても安心ですね。
しかし補講があるとはいえ、一発で受かるのがベストです。
前述しましたが、酸素欠乏・硫化水素危険作業主任者は落とすための試験ではありません。追試のために再び会場に行くのも手間なので、確実に合格しましょう。
酸素欠乏・硫化水素危険作業主任者の求人は?
酸素欠乏・硫化水素危険作業主任者の資格は、次の仕事で役立ちます。
役立つ仕事
・水処理施設
・ビルメンテナンス
・建築
・清掃
あなたが作業を行わない場合でも、業者に依頼する際に知識として持っておくと便利です。
履歴書の資格欄にも堂々と記入することができます。簡単なので転職のために取得するのはありですね。
酸素欠乏・硫化水素危険作業主任者のまとめ
本記事では、
酸素欠乏・硫化水素危険作業主任者について
・詳しい内容
・取得難易度
・転職先
をお伝えしました。 酸素欠乏・硫化水素危険作業主任者の講習は、簡単で、資格取得を不安がることはありません。
万が一落ちても補講があります。
気楽に取得して仕事、転職に活かしましょう。