その気持ち分かりますよ。
残業は少ない方が良いけれど、残業代がないと生活が苦しい方も多いはず。
プライベートと仕事の兼ね合いはなかなか難しいものです。
僕は過去5回転職する中で、月の残業時間0~150時間を経験してきました。今は残業ほぼゼロの会社で働いています。
本記事では、残業時間によって生活がどう変わるかを、実体験に基づいて解説したいと思います。
ポイント
ちなみに、残業0は水処理施設の維持管理、残業80~はIT企業のシステムエンジニアです。
残業時間によって生活はどう変わるか
残業なし!【これが正しい姿】
残業がない場合、プライベートがめちゃくちゃ充実します。
仕事終わりにジムに寄って、帰って夕飯を食べてお風呂に入ってもまだ8時半とかです。
毎日ゆっく~りできます。
知っておいていただきたいのは、残業ゼロが本来当たり前なんだということ。
労働基準法では、1日8時間が人間が働ける限界だと定めています。
どうしても事情がある場合のみ、残業させてもかまわないと。
なのに日本は、残業が当たり前みたいな風潮の会社があまりにも多いです。
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月10時間【余裕ではある】
月10時間くらいだと、1日平均30分になります。
基本定時で、週1~2で2時間残業するくらいのイメージですね。
正直、これくらいなら余裕はあります。自炊もできますし、プライベートも満喫できるでしょう。
月20時間程度【ギリギリ許容ライン】
月20時間だと、1日平均1時間になります。
1時間くらい…と思いがちですが、意外と影響が大きいです。
19時くらいに会社を出るとなると、そこから出かけたり自炊したりするのはなかなか大変。
帰宅が1時間遅くなると、夕飯は外食やお惣菜に頼ることが増えてきます。
身体にも良くないし、お金も減っていきます。
このあたりが残業時間の許容ラインギリギリだと感じました。
月40時間【プライベートを圧迫】
月40時間だと、1日平均2時間になります。
ここまでくるとプライベートをかなり圧迫されます。
20時に会社を出て、家に帰ると21時前。飯食って風呂に入ると残り1時間くらいしかありません。
睡眠を削ってプライベートの時間を増やす方法もありますが、健康への悪影響が大きいです。
知らず知らず身体へのダメージが溜まっていく残業時間だと思います。
月60時間【休日に疲れを持ち越す】
月60時間だと、1日平均3時間になります。
休日出勤も月1~2回こなしているくらいでしょうか。
疲れすぎて、もはやプライベートを充実させるのは不可能です。
平日は帰宅してすぐ寝て、休日も昼まで寝て、ゴロゴロして終わりです。
大企業だと、残業が60時間を超えると残業代が更に上乗せされます。その上お金の使い道がないので、貯金がアホみたいに増えていきます。
80時間【過労死を身近に感じる】
月80時間だと、1日平均4時間になります。
毎日22時くらいまで働くことになります。
厚生労働省の定める過労死ラインが80時間からなので、自殺したら過労死認定だな…なんて良からぬ精神状態になってきます。
お金はあるけど楽しみは無い、という状態なので、お昼は毎日王将で食べまくるという生活をして、10キロ太りました。
「残業80時間までは甘え」なんて意見を聞いたことがありますが、過労死ラインが甘えなわけないですよね。アホかと。
月100時間【人間の限界を感じる】
月100時間だと、1日平均5時間になります。
毎日終電帰り、毎週休日出勤で100時間の大台を達成できます。何の価値もないですけど…
寝ても覚めても仕事仕事で、精神が限界に来ていました。
朝起きるたび死にたくなってましたね。
何か楽しみを見つけようとして、パチンコに行ったり風俗に行ってみたり。
でも何をしていても仕事のことを考えちゃうんですよね。
月150時間【仕事が人生】
月150時間だと、1日平均7.5時間になります。
会社に泊まったり、休日出勤しまくって16連勤とかをこなせば到達できます。
もう生きるために働いているのか、働くために生きているのか分からなくなります。
労働基準法で決められた残業時間の上限を超えているので、残業代はつけられません。※違法です。
結局、身体と精神に異常をきたして辞めることになりました。
【結論】残業は人生の幅を狭める
残業は人生の幅を狭めます。
残業代がもらえるなら、金銭的には豊かになれるかもしれませんが、プライベートが犠牲になっていきます。
友達と遊んだり、趣味を極めたり、色んな勉強をしたり…
仕事以外にも人生を豊かにする方法はいくらでもあります。
特に第二新卒の方なら転職するのも簡単なので、残業が少ない会社に転職するのもアリです。
もし残業代が出ないようなブラック企業に勤めているなら、今すぐ脱出するべきでしょう。
第二新卒の転職で失敗しない方法は「こちらの記事」にまとめているので、人生を変えたい方は見てみてください。
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残業との付き合い方を考えよう
本記事のまとめ
・残業は本来ゼロであるべき
・20時間くらいから、プライベートを圧迫されてくる
・残業は金銭的には豊かになるかもしれないが、人生の幅を狭める
以上が本記事の内容です。
日本には残業を美徳とする文化が根付いています。
だからといって「残業が当たり前…」と諦めるのではなく、本来は残業ゼロが正しいんだ!と定時で帰る勇気を持ちたいですね。
残業時間によって、人生は大きく変わってしまいます。
金銭面とプライベートのバランス的に、自分の人生を良くするにはどうすればよいか?残業との付き合い方を考えましょう。